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回想:秋葉原

オタク的な生き方をしていたようであっても、
ここに足を踏み入れたのは生涯で4日間。
それも、被アキバ系の「キャンペーンガールちゃん♪」としてだ。

 私を知ってる人。眉間にしわよってますよ。

数年前、連休を含めた4日間で某電器店のイベントが行われた。
当時はそういうキャンペーンの時にだけかり出される「派遣登録」があって
(今もあるのかな?)、時給もべらぼうに良かったが
それ以上に、私たち愚女子が登録してた渋谷の事務所は大儲けしたことだろう。

イデタチは、お決まりの世界・・・・・スコート。真冬なのにスコート。

派手なお店のロゴ入りウィンドブレーカーとリストバンド、ソックス・スニーカー
・・・・電器製品とぜんぜん関係ないじゃんのスコート&アンダースコート
→これはピラピラレースにピンクのリボンつきだが、テニスが出来るしろものでもない。

女子は7~8人くらいだったろうか。ま、私も含め【ド】がつくブスはいなかった。
厳しい事言う割には助平そうに笑う『電器店イベント責任者』のおじちゃんは
「駅前全域でしっかり配ってくれ」と山ほどのチラシと販促品をどかんと置くと
最終日まで現われることはなかったが、こっそり監視(?)はしてたかも知れぬ。

女子は自然と2グループに分かれた
ハデ派(=おしゃれ) と 真面目派(=地味服)

ハデ派女子同士の付き合いはべったりだった。
みんなモデル体型で、それなりに美しさにこだわる筈の顔立ち、
お互いが褒めちぎりあい情報交換してた。
なんせメイクとファッションと男の話題は無限だ。

真面目派は、ただ「ハデ派グループ」にいじめられないように
ひっそりとこつこつ仕事した。

両者の間に衝突はなかったが、案の定3日目頃、ハデ派は内部分裂したようだ。


それでも何とか無事に4日間が過ぎ、チラシも販促品もなくなり、残ったものは
幾人ものカメラ小僧やオヤジ達が写真フィルムにおさめた私たちの姿。
派遣女子に過ぎないのに、たまに自分のTシャツにサインをもらいに来るバカもいた。

イベント責任者は最後に言った。
「身に付けたコスチュームは差し上げます。ただしスコートだけはお返し下さい。」

????????????????????


私にとって『アキハバラ』はそういう街だ。


晴海でも代々木でも(あぁ時代を感じる地名)にわかアイドルになっても
あまり幸せではなかったをんな達のさいわいを祈って・・・
by on-nao | 2004-06-08 22:53 | おとおし
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